映像や音楽、演劇といったエンターテイメントが表現したいものとはなんだろう。深い心理や、哲学、人生観、現実、笑い、いろいろあると思うが、その中で未来を描くというのは、とても大切で、重要なことだと思う。そんな未来を感じられた、LIVEにいってきました。そのことを書こうと思います。
六本木で3Dのイベントがあるとトイッターで知って鳥肌がたった。
元気ロケッツの事はもともととても好きだった。なぜかというと、その音楽と映像には未来を感じさせるものがちりばめられていると思うからだ。さらにコンセプトも面白い。30年後に宇宙で生まれた初めての子がこのリードボーカルをやっているという設定でそこで歌われているのは地球へのラブソングだ。この歌を聴いていると、世の中がキラキラとしたものに思えてくる。地球ってすごい、音楽ってすごい、映像ってすごいと思わせてくれる。
そのアーティストが、今度は最先端の3Dで見れるというのだ。毎回、イベントが行われるたびに、表現手法を進化させてきたアーティストだ。果たして今回は、どんなものが見れるのか期待をしていった。
当日、あたりが暗くなり始めた頃にライブは始まった。
DJが宇宙服に身をつつんで現れる。
音楽のタイミングと同時に、とつぜん目の前に色とりどりの気泡が湧き上がる。
文字が奥から手前に順に並んで現れる。
光にむかって星星の間を自由に飛んでいく
DJブースと会場に、光の粒があふれる。
そしてリードボーカルがDJの頭の上に現れる。
本当にDJの上で人がいるように感じるのだ。
あたりで光が弾け、線を描き、顔の横を通り抜けていく
大音響が体を震わせ、心臓を直接振動させる
全員が音楽の疾走感と、次々に現れる映像の驚きに身を委る。
その驚きの先にに見える未来と、それがやってくる雰囲気を作り出す音楽。すべてが上手くミックスされ、感動を生み出す。おそらく自分がいままで見てきたエンターテイメントの中で最高のものに成っていたと思う。
ライブ終了後、しばらく会場からざわめきが消えなかった。
完全に新しい世界に自分たちを持っていかれたのだ。興奮が収まらない。
そこで感じたのは映像の未来の胎動だ。3Dという表現方法は新しく人々を感動させる力が必ずあると感じた。体験をしていない人は、たかが3Dと思うだろう。けど、次元が増えるということは世界が別物になるというと同等の意味を持つと思う。演出が全く変わっていく、見え方ががぜんぜん違う。
これからどんどんテクノロジーが進化をすれば、もっと人間の感覚に近い表現が現れると思う。そこには可能性がある。そんな気持にさせてくれたライブでした。
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